ヨイク特集

アーティスト

ウッラ・ピルッティヤルヴィ

ウッラ・ピルッティヤルヴィ

Ulla Pirttijarvi (finland)

ヨハン・サラ・ジュニア

ヨハン・サラ・ジュニア

Johan Sara Jr. (Norway)

カロリーナ・カンテリネン

カロリーナ・カンテリネン

Karoliina Kantelinen (Finland)

Mari Boine (Norway)

Wimme (Finland)

Angelit (Finland)

Inga Juuso (Norway)

Transjoik (Norway)

ヨイク yoik jojk

ノルウェー・スウェーデン・フィンランド・ロシアの極北“ラップランド”に暮らす先住民サーミ人(サーメ)の音楽をヨイクと呼ぶ。基本的に無伴奏の即興歌である。 ヨイクが広く知られるきっかけになったのは、1994年ノルウェーのリレハンメルで行われた、冬季オリンピック。 開会式壇上でフィンランド国籍のサーミ人のニルス・アスラク・ヴァルケアパェーが、ヨイクを披露し、世界中に大きな感動を呼んだ。

ヨイクは、シャーマニズムと関連して誕生した音楽である。シャーマニズムとの関連から、ヨイクは自然界とコミュニケーションを取るための道具・方法としてとらえられる。太陽や月、山、川 などを対象に、その成立に関する物語を歌う叙事詩のような形式を取ることもあれば、対象への賛美と感謝を歌う讃歌のような形式を取ることもある。

自然界に対してだけでなく、人間同士のコミュニケーションのためにも用いられる。赤ん坊が誕生した時、その子供に対して歌われたり、親しい人同士で、その人の外観、人格的美点、欠点、 人生など描写したヨイクを歌い合うこともある。また、たった一人でトナカイが牽くソリに乗ったとき、その孤独を癒すためにも歌われる。

ヨイクは、決して吟唱詩のようなものではない。メロディーだけ、リズムだけで構成されるようなヨイクも存在するが、詩による、“歌う”ヨイクが優勢であることは確かである。 つまり、弦楽器や打楽器、管楽器による伴奏を伴ったヨイクを生み出したのである。

ニルス、ラップランド

ラップランド Lapland

スカンジナビア半島北部からコラ半島に渡る地域。スウェーデン・ノルウェー・フィンランド・ロシアに4カ国にまたがっている。 要するに北極圏限界線から北がラップランドである。西部はスウェーデンのラップランドで、フィヨルドや深い谷、氷河や山が続く地域である。 もっと東はフィンランドのラップランドで、低い高原に多くの湿地や湖がある。最東端にはツンドラ地帯が広がっている。伝統的にサーミ人が住んでいる地域を指す。

サーミ人の3分の1は移動生活を営んでおり、夏は海岸部に住み冬は内陸部に移動していく。他のサーミ人は海岸とフィヨルドに散り散りに定住しており、多くは湖の側や谷の奥 で村を構成して生活している。彼らの主な職業はトナカイを飼う事。

スウェーデンのラップランドである自治都市「イェリヴァーレ(Gallivare)」「ヨックモック(Jokkmokk)」「アリエプローグ(Arjeplog)」は、1996年にラップ人地域としてユネスコ世界遺産 (複合遺産)に登録された。

マップ、サーミ

News

7月14日(木)21時〜、 「Amazing Voice 驚異の歌声」(NHK BSプレミアム)でヨイク特集(白夜の大地に響く)。 出演アーティストは、フィンランドのヴィンメ(Wimme)とノルウェーのマリボイネ(Mari Boine)。再放送もあり。
詳細は番組サイトへ