4月15日 フィンランド最北端‘ウツヨキ’へ

この日は、12月来日の ウッラ・ピルッティヤルヴィが、イナイのホテルに朝10:00に迎えに来てくれました。コンサートの写真は、かなり大きく見えたのですが小柄でビックリ。初対面とは思わせないくらい、自然に接してくれました。

ウッラの車で、(何度もエンストしながら・・)イナリエリアのサーメの工芸学校や、The Sámi Cultural Centreなどをガイド。

サーメの伝統工芸は素晴らしい! シルバーもそもひとつです。太陽や水、子供の健康など、シャーマニズム的な意味を込めたものが多く、身に付けているとパワーをもらえそうです。
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いよいよウッラの自宅がある、フィンランド最北端の町‘ウツヨキ’へ。 車で約1時間30分。
その間、ウッラが自然の話しやヨイクについての話が止まらない。広大な雪景色の中、1本の道を北へ北へ。大きな山が無く、針葉樹林がどこまでも続き、自然の偉大さを感じずにはいられません。 終始笑顔でおしゃべりをし、あっという間に 白い板壁の立派な家に到着。ウッラ邸。

玄関前には2台の車や、スノーモービル、トラクターなどがあり、家の中も北欧らしいナチュラルでお洒落な造り。 到着して直ぐに、ウッラはクローゼットからサーメのアクセサリーや、ステージで着る衣装、帽子など次から次と出してくれて、本当に楽しそうで、少女そのもの。
食事はご主人のヤリさんご自慢のトナカイのスープ。 臭みもなく、野菜と一緒にかなり煮込んであって、この旅の中で一番美味しい食事でした。

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ウッラは、シャーマンドラムを取り出し、私たちの為にヨイクを!
さっきまで話をしていたウッラとは、全く別人とも思える発声。
ウッラは、‘私はシャーマンではない’と言ってましたが、何か特別なもの感じてしまうのです。 奄美唄者の朝崎郁恵さんの唄を最初に生で聴いた時と似た衝撃でした。(後日、この時に収録したビデオをアップします)

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ヨイクの話は短く語れませんが、ヨイクは自分為には唄わず、誰かの為に唄うもの。
(正確には‘ヨイクを唄う’というのは 間違ってるそうで、ヨイキングと言ってました)
自分の子供や、一緒に来日する‘フローデのヨイク’なども アルバムに収録されています。
また今でもトナカイに‘悪いもの’が付かない様に、放牧場でもヨイクを唄っているそうです。

ラップランド地方は、ロシア、フィンランド、スウェーデン、ノルウェーにまたがっていて、この地図の様に、エリアによってサーミの部族が分類されています。 伝統的な衣装や言語も異なります。 各サーミが集まる議会も開催され、それぞれ互いの文化を尊重しあっています。
ウッラは[ウツヨキサーミ]、フローデは[南部サーミ]だそうです。

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