
プーループ Puuluup
数々の受賞歴を誇る、最高にクールなエストニアんのミドルエイジ2人組。
協力:JV Promotion (Estonia)
スケジュール Schedule
2027年2月 来日決定!
プロフィール Profile
Puuluupは、エストニアの伝統擦弦楽器 talharpa(タルハルパ)/hiiu kannel を核に活動するデュオで、Ramo Teder と Marko Veisson の2人から成ります。結成は2014年。伝統音楽をそのまま再現するのではなく、ルーパー、エフェクト、打楽器的な奏法、ユーモアの強い歌詞、独特のパフォーマンス感覚を取り入れながら、エストニアの古い音の記憶を現代に引き寄せる存在として高く評価されています。
彼らが演奏する talharpa は、北ヨーロッパで中世以来親しまれてきた擦弦楽器で、西エストニアの島々でも20世紀初頭まで弾かれていました。Puuluupはこの楽器の素朴で乾いた響きを活かしつつ、ループ、反復、ノイズ、弓の変則技法、ボディを叩くような打楽器的アプローチを重ね、ミニマルでありながら異様に中毒性のあるサウンドを生み出します。
サウンドの背景には、エストニアやヴォルムシ島の古い歌や舞曲だけでなく、フィンランドのjouhikko系レパートリー、サヘルのブルース、チャストゥーシュカ、アフリカ音楽、クレズマー、ヒップホップ、R&B、パンク、さらにはヴィヴァルディまで、多様な参照があると本人たちも述べています。つまりPuuluupは「伝統楽器デュオ」でありながら、実際にはかなり越境的で、民俗、実験音楽、ユーモア、ポップ感覚が同時に走っているグループです。
メンバーの個性も対照的です。Ramo Teder は、ソロ名義 Pastacas でも知られるマルチ奏者で、エストニアのルーピング表現の先駆者の一人。対して Marko Veisson は人類学の背景を持ち、北ガーナでのフィールドワーク経験や西アフリカ音楽への関心が、Puuluupのリズム感覚や視点に影響していると紹介されています。
ライブでは黒いスーツ姿で登場することが多く、舞台上ではシリアスと脱力が同居します。演奏そのものは高度にコントロールされているのに、歌詞やMCはどこか不条理で、観客の笑いを誘いながら深く引き込むタイプです。海外エージェンシーの紹介では、このスタイルを “Neo-Zombie-Post-Folk” と表現しています。
近年はエストニア国外での注目も大きく、カナダ、アメリカ、中国、チリ、フランス、ドイツ、ラトビア、リトアニア、ポルトガル、北マケドニア、ハンガリー、スロベニア、ウクライナ、台湾などで公演を行っています。さらに、2024年にはラップグループ 5MIINUST と組み、エストニア代表として Eurovision 2024 に出場。国内選考 Eesti Laul 2024 を勝ち抜き、本大会決勝にも進出しました。
<メンバー>
Ramo Teder — talharpa, vocal, looper, effects
Marko Veisson — talharpa, vocal, effects pedal board
<Puuluup Official>
受賞歴 Awards
Estonian Music Awards
2019
Ethno/Folk Album of the Year
『Süüta mu lumi』受賞。
2022
Band of the Year
Ethno/Folk Album of the Year
『Viimane suusataja』で2部門受賞。
2025
Album of the Year
Band of the Year
Ethno/Folk/Popular Album of the Year
5MIINUST x Puuluup 名義の『kannatused ehk külakiigel pole stopperit』で3冠。
Etnokulp(エストニア伝統音楽賞)
2022
New Folk Artist of the Year — “Paala järve Vaala baar”
Song of the Year — “Paala järve Vaala baar”
Band of the Year — Puuluup
Album of the Year — 『Viimane suusataja』
Eurovision関連
2024
5MIINUSTとの連名で Eesti Laul 2024 優勝。
国内選考優勝しエストニア代表として Eurovision Song Contest 2024 に出場し、準決勝通過・決勝進出を果たした。
映像 Movie
ディスコグラフィー Discography

Viimane suusataja (2021) 14曲
Puuluupの2ndアルバム。より洗練され、歌や言葉遊び、構成の巧さ、そしてライブ映えするキャッチーさが強まった作品。“Paala järve vaala baar” はこの時期の代表曲で、Etnokulpでも高い評価を受けた。全体に、Talharpaの古い響きを保ちながらも、電子処理や反復の使い方がより自然で、ユーモラスなのに完成度が高い、というPuuluupの魅力が最も伝わりやすい一枚。
「Estonian Music Awards 2022」 Band of the Year / Ethno-Folk Album of the Year、
「Etnokulp 2022」 Album of the Year / Band of the Year などを獲得。

Süüta mu lumi (2018) 12曲
Puuluupの1stアルバム。伝統的なtalharpaの響きと、ループやミニマルな反復、乾いたユーモアを前面に出した出発点となる作品。音像はまだ素朴だが、この時点ですでに「古楽器デュオ」の枠には収まらず、民俗と前衛とポップの境界をふわっと崩している。代表曲のひとつであるタイトル曲 “Süüta mu lumi” も収録。


